君と僕。
第6章 君と僕とデート
「「ごちそうさまでした」」
二人で手を合わせ、お会計を済ませる。
外に出て通りにある時計を見ると13時45分をさしていた。
「時雨さん、ごちそうさまでした」
「良いよ。もう少し歩いたところに大きな洋服屋があったはずだから、見て行こうか」
「時雨さんここに出張してたことありますよね?」
「うん」
「いや、詳しいなぁって思って」
「んふふ」
死ぬほど下調べした、なんて言うのはとてもじゃないがカッコ悪いので敢えて口にはしなかった。
蓮君は不思議そうな顔をしてたけど、頭を撫でると照れくさそうに微笑んだ。
あぁ、可愛い。
愛おしい。
胸の奥から幸せが溢れるように、けれど零れ落ちて仕舞わないように。
俺も蓮君に微笑んで見せた。
「蓮君」
「はい?」
「大好き」
「はぇっ!?」
湯気が出そうなほど顔を真っ赤に染める蓮君。
首や手首まで赤くなっている。
「ぼ、くもっ...」
蓮君は恥ずかしそうに顔を伏せていたけど、ゆっくりと俺の方を見上げた。
「僕の方が、好きです」
「おぉ、言うねぇ」
手を繋ぎ直して、また俺達は歩き出した。
二人で手を合わせ、お会計を済ませる。
外に出て通りにある時計を見ると13時45分をさしていた。
「時雨さん、ごちそうさまでした」
「良いよ。もう少し歩いたところに大きな洋服屋があったはずだから、見て行こうか」
「時雨さんここに出張してたことありますよね?」
「うん」
「いや、詳しいなぁって思って」
「んふふ」
死ぬほど下調べした、なんて言うのはとてもじゃないがカッコ悪いので敢えて口にはしなかった。
蓮君は不思議そうな顔をしてたけど、頭を撫でると照れくさそうに微笑んだ。
あぁ、可愛い。
愛おしい。
胸の奥から幸せが溢れるように、けれど零れ落ちて仕舞わないように。
俺も蓮君に微笑んで見せた。
「蓮君」
「はい?」
「大好き」
「はぇっ!?」
湯気が出そうなほど顔を真っ赤に染める蓮君。
首や手首まで赤くなっている。
「ぼ、くもっ...」
蓮君は恥ずかしそうに顔を伏せていたけど、ゆっくりと俺の方を見上げた。
「僕の方が、好きです」
「おぉ、言うねぇ」
手を繋ぎ直して、また俺達は歩き出した。