
君と僕。
第8章 君と僕と出張
「すみません」
「ん?あぁ、大丈夫だよ」
バライティ番組を横目に、時雨さんが微笑む。
僕もプリンの続きを頬張りつつ、テレビの中で体を張る芸人さん達を時雨さんと眺めた。
「あ、お風呂沸きましたね」
「蓮君先入っといでよ。レポートあるとか言ってたよね?」
「あー、そうですね」
レポートを書きながら寝落ちすることもあるので、時雨さんはこうして時折一番風呂を譲ってくれる。
「じゃ、お言葉に甘えて」
タオルと着替えを持って脱衣所に向かう。
お風呂に浸かり、水蒸気で湿っている天井を見上げる。
「1週間...かぁ...」
長い、よな。
台湾だと、時差は1時間かな。
電話もできるし。
でも、会えない。
触ってもらえないし。
僕からも触れない。
そっか、僕...
「寂しいのか」
昔は、夜ご飯一緒に行くだけで舞い上がってた。
駅で会うだけでも嬉しかった。
それがいつからだろう。
一緒にいるのが当たり前だと思うようになったのは。
そばにいるのが日常になったのは。
「ん?あぁ、大丈夫だよ」
バライティ番組を横目に、時雨さんが微笑む。
僕もプリンの続きを頬張りつつ、テレビの中で体を張る芸人さん達を時雨さんと眺めた。
「あ、お風呂沸きましたね」
「蓮君先入っといでよ。レポートあるとか言ってたよね?」
「あー、そうですね」
レポートを書きながら寝落ちすることもあるので、時雨さんはこうして時折一番風呂を譲ってくれる。
「じゃ、お言葉に甘えて」
タオルと着替えを持って脱衣所に向かう。
お風呂に浸かり、水蒸気で湿っている天井を見上げる。
「1週間...かぁ...」
長い、よな。
台湾だと、時差は1時間かな。
電話もできるし。
でも、会えない。
触ってもらえないし。
僕からも触れない。
そっか、僕...
「寂しいのか」
昔は、夜ご飯一緒に行くだけで舞い上がってた。
駅で会うだけでも嬉しかった。
それがいつからだろう。
一緒にいるのが当たり前だと思うようになったのは。
そばにいるのが日常になったのは。
