テキストサイズ

君と僕。

第8章 君と僕と出張

「ん...」

普段なら自分からキスなんて恥ずかしくてできないけど、寝てる相手ならなんとかなる。

触れるだけのキスを落とし、僕は慌てて離れた。

どうしよう。
我慢、できなくなってる。
この絶倫男のせいで、僕の体はすっかり快楽に弱くなった。

何方かと言えば淡白な方だったのに。

「し、ぐれ...さんっ」

体が火照る。
触れてほしいと全身が叫んでる。

少し冷たい手を取り、頬を擦り寄せる。

袖から時雨さんの香りがする。
それさえも興奮する材料となってしまう。

「ぁ、うっ...」

自分で乳首を服の上から擦ると、上擦った声が出る。
恋人の寝てる横で...何してるんだろう。

けどもう、止まらない。

尖った先端を触ると、下が濡れるのを感じる。
いつの間に勃ったんだろう。

「ん、ふ...」

ズボンの上からさすれば、もどかしさで腰が動く。
浅ましく後ろが疼き、指が足らなくて切なさだけが先走る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ