神々の性
第2章 神様の栄養
「でもなんで天皇家の血筋が秋山と?」
『400年ほど前、神降ろしの才を持ち得て生まれた娘が 天皇家を追われる身となった。その娘こそが初代「七草」じゃ。』
「神降ろし...あたしと同じ??」
『さよう。そのころ天皇家には神の血までもを引く者がいなかったのじゃ。久しく神の血を濃く持ち生まれた七草は 妖怪が生まれてしまったと恐れられてしまったとみえる』
「ひでぇな.....」
「...そしてあたしの初代のご先祖様になったんだね...」
『初代の姿 それはそれは美しかったと聞く。ナナもしっかりとその血を継いでいるのじゃ、自信を持つが良いぞ』
「...うん。ご先祖様から繋がれた命だもんね!自信もってこの大仕事 引き継ぎます。」
自分のご先祖様のことなのになんだか自分のことみたいですっごく切ない気持ちになっちゃった…
でもあたしまで400年間も繋がれた血だし
途絶えさせるわけにはいかないよね!!
あたしはその日から、自分のすべきことを
とことんこなしていくと決めた。
「.......で、ですね...」
「...はい.....」
『早うせんか』
...んなこといったってえええええぇ!!
こーゆーのはじめてなんだもんしょーがないじゃああぁん!!!
あたしとだいちゃんは寝巻き浴衣姿で
一つの布団をはさんで正座し...
どうはじめたらいいのかわからないでいた………
「...一ついいか?...ナナこれは...ナニ?」
「...ふ、布団でございます」
「そうじゃなくて.....なんで俺らはこんな格好で布団敷かれてんの?...」
『コホンッ。説明しよう』
かくかくしかじかゴニョゴニョぺちゃくちゃ...
「...そうゆうことか」
だいちゃんが理由を聞いて 少し焦った表情でふぅっとひと息はいた
「...んじゃあその.....ナナ」