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カラダからはじまった愛は

第2章 はじまりは

 翌日 白井さんは午前中の打合せを終えた後、仙台店に行く予定になっていた。

 いつものようにブースにお茶をだし、
いつものように何くわぬ顔で過ごそうとしたけれど、彼の姿を目にしただけで胸が締めつけられた。昨日までより、ずっと彼を感じていた。

 そして また

打合せを終えた彼と給湯室にふたりきりになった。

 「あのっ

うちの人 携帯とか勝手に見る人だから...」
   
「あっ、知ってます。気にしないで」

「これから仙台に行くんですよね、
よかったら これ!」

 いきおいで つい
お昼用に持ってきていた おにぎりを渡していた。

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