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カラダからはじまった愛は

第2章 はじまりは

 次の日 白井さんは夕方からの打合せで1階に降りてきていた。

 給湯室前でお疲れさまと挨拶をすると
ふいに彼が

「 悩みがあるんですけど 」 と。

「 なんでしょうか 」とたずねると

「 お返しはなにがいいのかな 」

えっ! アタシに!

 「 なにも、なにも ものはいりません!

   . . . 考えておきます 」

今も話すだけでドキドキ

緊張しちゃうのに

そんな風に声をかけてもらえて

うれしくって  

心はもう

恋する乙女の気分

アタシ 恋してる  白井さんに

恋してること 

ひっそりと 胸の奥にしまいこんだ
 

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