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カラダからはじまった愛は

第2章 はじまりは

 仙台店と行ったり来たりしている白井さんとは、いつでも会えるわけではなかった。

 その日の打合せは夕方からで、
私はもう帰る時間だった。

 帰り支度で給湯室で洗い物をしていた時、打合せで白井さんが1階に降りてきた。
私は洗い物の手を止めて白井さんに話かけた。

 「 ほしいもの、決まりました。
 あとで 会社携帯にメールしますね。」

 「 えっ、は、はい。」

 打合せ時間が迫っていた彼はそう返事してブースに入っていった。

 胸が高なっていた

 抑えきれない衝動だった

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