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カラダからはじまった愛は

第3章 憧れ

 ラウンドワンの屋内駐車場は平日の割には混んでいた。約束の時間より少し早く着い瑠衣は車の少ない4階の端に車を停めた。

 「 4階にいます 」

 また ふたりで会える…

昨夜の白井とのことを思い出していた。

恥ずかしくて照れくさくて

どんな風に話したらいいんだろう、

どう接したらいいんだろう、

今までだってそんなに話したこともないのに…  

それでも… 

白井に会える

もうすぐ 会える 

…会いたい 

早く 会いたい…

 
 瑠衣は白井の車が駐車場に入って来たのをバックミラー越しにみつけた。車から降り小さく手を降った。

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