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カラダからはじまった愛は

第3章 憧れ

 「 乗っていい? 」

 瑠衣は後部座席に乗り込んだ。

「 …来る途中に ホテルあったからそこで…」

「 あっ、そこじゃなくて 神山の方で…」

 白井が言ったホテルはゴルフ場の帰り道に重なるから、反対方向に向かってもらった。
看板しか見たことないけど、ここから近いから…。
 
 日差しが眩しかった。

 平日の昼下がり

 ふたりきりで過ごすことがあるなんて考えもしなかった。…10分ほどて神山の小さなホテルについた。瑠衣は白井より先にドアを開け中にはいった。明るい日差しが恥ずかしかったから…。

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