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カラダからはじまった愛は

第3章 憧れ

 ホテルの中は少し明るすぎて、瑠衣は照明を暗く落とした。薄暗い部屋の中、瑠衣は上着を脱いで白井のそばに近づいていった。

 白井の右手が瑠衣の髪をやさしくなで、瑠衣の右手は白井の腰に回っていった…

 やさしく柔らかな唇がふれあった

 もう…アタシ


 おちてる 


 求め合い絡み合う指…

 言葉はない

 けれど 想いを伝え合う ながいキス…

「 …好き… 」

 白井の唇が瑠衣のカラダをやさしく包んでいく… 指先も息遣いも全てが瑠衣を感じさせた。

 こんな風に 

 愛されてみたかった…


 瑠衣はいつの間にか白井の首筋に腕を絡ませながら
感じるままに 声をもらしていた

 好き  

 白井さんが

 大好き…

 

 
 

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