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カラダからはじまった愛は

第3章 憧れ

  夕暮れには少し早く
ホテルから出た時の日差しはまだ眩しかった。

 人気もまばらなラウンドワンの駐車場

 どちらともなくキスを求めた

 離れたくない

 もっと 一緒にいたい…


 「 …また ね… 」


 いつ会う…

 そんな約束も出来ず 車を降りた。

 助手席の窓を開け 

 白井か微笑みながら手を振ってくれた。

 瑠衣は小さく手を振った。


 こんなにも 切ないものなんだ…


 会いたい時に 会えない
伝えたい想いも 伝えられない

 一緒にいたい
 
もっと 一緒にいたかった…

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