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カラダからはじまった愛は

第4章 告白

 いつも乗る高速バスの到着時間よりも1時間ほど早く福島につく予定…
少しの時間でも肌を重ねたかった。

 やさしくいたわり合うような指先も、はげしく深く感じさせる腰づかいも、甘く愛をささやく唇も全てが瑠衣を感じさせた…。

 時には 子供のようにはしゃぎあった。

 哲さんが 好き… 大好き…

 ぎゅっと抱きしめては離したくない、と

 素直に ただ 素直に気持ちを伝えていた。 


 早く ふたりで抱き合いたいね、

 車の中でも哲の左手は瑠衣の右手をやさしく包んでくれていた。

 高速での帰り道、

 瑠衣は以前から気になっていたことを哲に聞いてみた。

 「 どうして 離婚したの? 」

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