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カラダからはじまった愛は

第4章 告白

 おんなじ会社!転勤で戻ったらまた同じ職場!
48才…アタシと同級生…もう 5.6年も一緒に住んでて、プロポーズもされてて…職場が一緒だから結婚ためらってるのかもしれない…哲さんが10才も年下だから遠慮してるのかもしれない…
奥さんと子供と別れてまで一緒に成りたかったひと...
今さら別れたいわけがない…

 …気づかなかった…
全然 わからなかった
どうしよう

 …いつか 一緒になりたい…

 なんて


 窓の外の景色が 霞んで見えた…

 瑠衣は恋人や奥さんがいる人を好きになったことがなかった。相手の後ろに彼女の姿を思うだけで、切ない想いをするのがこわかったから。

  
 今さら


 こんなにも好きになったのに

 こんなにも 哲さんを必要としているのに

 こんなにも 愛し合ったのに…

 
 「 大丈夫? 」  

 哲の問いかけに ぎゅっと自分の手を握りしめた。


  ばかみたい…

 アタシ …いい気になってた…

 


 

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