
カラダからはじまった愛は
第6章 決心
10月に入った頃、夫が胃の手術で4日間入院することになった。入院の日と退院の日は付き添いするよう言われていた。間の一日、夜出かけられるかも。普段、夜は9時の運転代行の出勤に合わせて自宅にいるようにしていたが、一日くらいなら、運転手に話をしておいて、出かけられる。
一度でいいから、哲さんと朝を迎えてみたい。
普通の恋人同士みたいに…。
哲に彼女がいると分かってからは、瑠衣の存在を彼女に知られないように、気遣った。だから、ふたりで朝を迎えてみたい、それは叶わない夢でも仕方ない…そう思いながら哲に話てみた。
いいよ、
哲からの返事に瑠衣は子供のようにときめいた。哲さんとの初めてのお泊り。12時間も一緒にいられる。恥ずかしいけど、うれしい。
夫が電話をかけてくることは予想できた。ひょっとしたら、自宅の電話で折り返し携帯に電話をよこせ、そう言われるかもしれない。
瑠衣にとってはキケンな賭けだった。
それでも、
一度でいいから…
ふたりで朝を迎える
そんな 想い出がほしかった。
一度でいいから、哲さんと朝を迎えてみたい。
普通の恋人同士みたいに…。
哲に彼女がいると分かってからは、瑠衣の存在を彼女に知られないように、気遣った。だから、ふたりで朝を迎えてみたい、それは叶わない夢でも仕方ない…そう思いながら哲に話てみた。
いいよ、
哲からの返事に瑠衣は子供のようにときめいた。哲さんとの初めてのお泊り。12時間も一緒にいられる。恥ずかしいけど、うれしい。
夫が電話をかけてくることは予想できた。ひょっとしたら、自宅の電話で折り返し携帯に電話をよこせ、そう言われるかもしれない。
瑠衣にとってはキケンな賭けだった。
それでも、
一度でいいから…
ふたりで朝を迎える
そんな 想い出がほしかった。
