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カラダからはじまった愛は

第7章 運命が動き出す時

 司法書士事務所からは、2.3日中に連絡をいただくことになった。仕事の絡みもあり決して簡単ではない、と言われた。

 それでも心はウキウキしていた。

 初めて『離婚したい』という気持ちを口にできたから。

 車に戻りすぐに絵里に電話した。

「話がしたいから、今夜9時に家にきて」

 絵里は、夫を嫌っていたから、今夜も飲みにでかけていないことを伝えた。

 この気持ちを絵里には話しておこう。

 そう考えると、また心が弾んだ。

 夫に従って、大好きな娘に会うことができないなんて、おかしい、
娘は間違ってない、間違っているのは夫の方。

 そのこともきちんと絵里に伝えておきたかった。

 

 

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