テキストサイズ

カラダからはじまった愛は

第7章 運命が動き出す時

 部屋に戻り夫が風呂に行った隙にメールを確認した。絵里からのメールが届いていた。

 「 明日 午後、正敏おじちゃんが福島に迎えにいくから。必要最低限のものだけもって、でてきて。十三も連れてきていいって 」

 えっ!お兄ちゃんが! 迎えに…

 アタシ 家を出るの…

 あの人から 逃げ出せるの…

 それは、とても自分自身では到底出来なかった、現実になるとは思えないことだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ