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僕らの青春は始まったばかり

第3章 やきもち

朝ごはんを食べ終わると、伊坂は、ゆったりと時間を過ごす

「何時に出かけるの?」

「7時とか?伊坂は何時にここ出るんだよ?」

「んー、ここから学校ってなん分くらい?」

「45分くらいかな?」

「じゃあ、先生車に乗せてってよ、」

「さすがになぁ、、、、」

「近くの公園で降ろしてくれればいいからさ」

「じゃあまぁ、いいけど、、」

僕はネクタイを締めながら、そう呟いた

伊坂と一緒に車に乗ってることがもし春田先生にバレたら面倒だ、、、

昨日は何かと探ってきたし、、、

ってかもしかしたら、春田先生は、僕と伊坂がつきあってることをしってるんじゃ?
いや、それは無いはず、、

「あのさ、伊坂、僕と伊坂がつきあってることって他に誰かに話したりした?」

もしこれで、話したって言ったら、、、
ってかもし春田先生が僕と伊坂がつきあってることを知ってたら、僕が火曜日理科室の準備室でやってることもバレるってことに、、、

「誰にも話してないよ、ってか、もし俺が誰かに話してたら、即ネットに拡散されたりして、今頃神山先生ここにいないし?」

「確かに、そうだよ、、な、、」

僕は少しほっとした、

いつもはふざけてばかりの伊坂でもさすがにそんくらいは分かっているらしい、、、

でももし今日学校に行って昨日のことを全部他の人に話したりしたら?

不安が募るばかりだ、、、

「そんなに不安そうな顔しないでよ、俺は誰かに話すつもりは無いって、動画も拡散しないから?まぁ、それは先生の態度次第だけどね、」

伊坂はそう言って笑う

うぅ、、悪魔の笑いだ、、、

だけど今は伊坂の言うことを信じるしかないよな、、、

僕は、不安になりながらも、学校の準備をした

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