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僕らの青春は始まったばかり

第3章 やきもち

短いようで長い、長いようで短い授業が終わる

僕は はぁ、とため息を着く

授業が終わると、真桜奈は、ダッシュで、伊坂の席に行く

それに続くように満空と、雄太も井坂の席へと移動する
「颯太、今日、真桜奈親いないから泊まってかない?」

「あぁ、別に、構わないけど、満空と、雄太も泊まってく?」

まじか、、、女の子の家に泊まるんだ、、、
僕の不安がお腹の中へゆっくりと広がっていった

でもまぁ、伊坂はセフレが多い みたいなのを噂で聞いたような気が、、

まぁかっこいいから女遊びも激しくなるよな、、、

真桜奈とも、そういう関係で、伊坂はなんと思ってないかもだけど、真桜奈は、伊坂のこと好きだとか、、
いや、もう既に付き合ってることも有り得るかも、、
せめて、満空や、雄太が泊まってくれると言ってくれれば安心だが、、

「ごめん、今日は無理だ 」

満空はそう言って、手を合わせる

「おれもー、明後日なら泊まれるけど、?」

雄太が言う

「じゃあ、明日と、明後日、真桜奈の家に泊まろ?満空、明後日は?」

「今週はさすがに無理かも、、、また来週誘って、」

満空は、ごめーん、と、寂しそうに笑った

「そっか、じゃあ颯太は?」

伊坂はボーッとする、

どこを見てるんだ、、、、?

「颯太?」

「あ、ごめ、他のこと考えてた、明後日は無理だ、お父さんが帰ってくるから、、」

伊坂はそう言って笑った

「そっかー、じゃあ、明後日は、雄太だけで」

「おっけー、じゃあ今日帰ったらすぐ行く」
雄太は、そう言って答えた


「どこ見てるんですか?」

「うわぁっ!?」

びっくりして声を出す、
教室がうるさかったおかげで、僕の叫び声は直ぐに消えていった

「は、春田先生、、急に声掛けないでください、、」

「あと5分で6時間目ですよ?何時までいるつもりなんですか?」

春田先生はそう言って笑う

「あ、ごっ、ごめんなさい」

僕は、机の上のものを片付ける

「どこ見てたんですか?」

春田先生が、僕の耳元で低く囁く

「どっ、、どことは?」

「伊坂達のとこを見てましたよね?」

心臓がどくどくとなる

「いや、べ、、別に、、」

「ふーん、まぁ、私には関係ないことなんで、どうでもいいですが、生徒に手は出さない方がいいですよ?」

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