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ガラガラガラ

理科室が開く音がした

足音は準備室へと向かってくる

この歩き方は、、、、

「伊坂、やっぱここにいたのか 神山先生もちゃんと教室に行くよう指導してくださいよ それとも伊坂がなにかやらかしたんですか？｣

「春田先生」

「ほら、伊坂行くよ」

そう言って春田先生は伊坂の頭をぽんと撫でた

「なんでここにいるのが分かったの？」
伊坂は驚いたように言う

「毎週火曜日ここに来てるのバレバレ」

春田先生がそう言うと、伊坂が気まずそうにこっちを見る

ああ、僕が1人でシコってたこと毎週見てたのがバレて気まずそうな顔してたのか、、

「伊坂が毎週火曜ここに来てたってこと春田先生からこの前聞いたから」

謎のフォローをしてまた軽く笑って見せた
てか、何のフォローにもなってないか

「あ、え、なんかごめん」
気まずそうに伊坂が笑う

その顔が面白くて僕は、
「全然大丈夫」
と笑った

「なんの話ししてるんですか あなた達は」
そう言って春田先生はよく分からない顔をしている

「とりあえず、伊坂は教室へ」

伊坂は面倒くさそうに
「はーい」
と言った

「じゃあね、また」
あとで
とは言わずに伊坂が軽く片目をつぶる

その姿に僕の心臓が音を立てた