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僕らの青春は始まったばかり

第7章 誤解

お風呂から上がると、さっぱりして気持ちが落ち着いた

伊坂に軽く話そう

大丈夫、軽く、、、軽く、、、

心の中でそう呟いて伊坂の隣に座る

「あの、」
言いかけた時
「せんせい」
と、伊坂が先に話した

「どうした?」

「俺さ、先生に何かした?」
伊坂の言い方は、自分はまるで何もしていないかのような言い方だった

「あっ、、うん、、」
その少し強い感じに僕はたじろいだ

「何?」
まるで僕が怒られているかのような口調だった
けれどそこから苛立ちという感情は読み取れなかった
いや、僕が読み取れなかっただけで伊坂は苛立っているのかもしれない

「その、、真桜奈とお泊まりしたりとか、、、一緒に遊園地行ったりとかしてたよね、、?」

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