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僕らの青春は始まったばかり

第7章 誤解

「伊坂が僕のこと遊びだってことは知ってるし、分かってるけど、でもそっちがその気にさせといてそんなの酷いよっ」

バカバカしい
こんなのまるで自分が子供みたいだ

伊坂の顔を見る気にもなれない

「前だってセックスするみたいな感じのこと言ってたのに、してくれなかったじゃん」

ほんとにバカだな、、、
自分は

何も考えられない馬鹿なんだ
だから、、、
だから、、、、

「別れよう 教師と生徒に戻ろう 今なら間に合うよ、伊坂もこんな馬鹿みたいなことやめよ 終わりが見つからないよ 僕じゃなくて他のセフレと遊んだ方がよっぽど楽しいに決まってる」


昼まで晴れていた空が曇っていて窓を閉めていても土砂降りだということが分かる

こんなときにぼくはあぁ、梅雨が来たんだななんて考えてる

「タクシー呼ぶよ 帰った方がいい」

僕がスマホを取り出すと、

「待って!」
と、肩を掴んだ

「やめてっ!離して!」
僕の目から涙がこぼれる

伊坂はぐっとテーブルの方に僕をキスをした

「んんッ、、、やっ、、」

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