僕は貴女を「お姉ちゃん」だと思ったことは一度もない。
第4章 初詣
「それにしても。おにぃが、まさか男子校目指すとはね~。小学校じゃ結構モテるのに、、勿体ない」
「へぇ~、樹、モテるんだ?」
「うん、私のクラス、おにぃのファンめっちゃいるよ!」
「別に、興味無いし…」
「え、ナニ??おにぃ、もしかしてゲイなの?」
「ばっ、違うよ!おま、どこで覚えんだ、そんな言葉?!年下とかに興味ないだけだよ」
「ナニ、お前、もしかして年上好きか?俺の同級生、紹介してやろうか?」
「いや、大学生は…さすがにちょっと……」
「あ、わかった~」
そういって、突然ニヤリとする鈴姉。な、なにがわかったんだろ…。
「美羽ちゃん、樹はねぇ、塾に好きな子がいるのよ」
「そうなの?!おにぃ?」
「だって、いっつもサキちゃんを誘ってるもんね」
「え?サキちゃん?誰??」
「塾で、私と一緒のクラスの子なんだけどね、自習室で勉強する時、樹ってば、よくサキちゃんに声かけてるのよ」
「えー!鈴姉と同じクラスってことは、高校3年生?おにぃ、年上が好きだったんだ~」
「樹、お前なかなかやるなぁ…」
「ちっ、ちがっ…」
俺は真っ赤になってしまった。
「あ~、照れてる~」
「美羽、うるさい!!」
そうか。色白メガネと鈴姉の間の防波堤になってもらうつもりで、毎回、サキさんに声をかけていたのが、鈴姉の目にはそんなふうに映っていたのか…。なんか、行動が裏目に出たかな…。
「へぇ~、樹、モテるんだ?」
「うん、私のクラス、おにぃのファンめっちゃいるよ!」
「別に、興味無いし…」
「え、ナニ??おにぃ、もしかしてゲイなの?」
「ばっ、違うよ!おま、どこで覚えんだ、そんな言葉?!年下とかに興味ないだけだよ」
「ナニ、お前、もしかして年上好きか?俺の同級生、紹介してやろうか?」
「いや、大学生は…さすがにちょっと……」
「あ、わかった~」
そういって、突然ニヤリとする鈴姉。な、なにがわかったんだろ…。
「美羽ちゃん、樹はねぇ、塾に好きな子がいるのよ」
「そうなの?!おにぃ?」
「だって、いっつもサキちゃんを誘ってるもんね」
「え?サキちゃん?誰??」
「塾で、私と一緒のクラスの子なんだけどね、自習室で勉強する時、樹ってば、よくサキちゃんに声かけてるのよ」
「えー!鈴姉と同じクラスってことは、高校3年生?おにぃ、年上が好きだったんだ~」
「樹、お前なかなかやるなぁ…」
「ちっ、ちがっ…」
俺は真っ赤になってしまった。
「あ~、照れてる~」
「美羽、うるさい!!」
そうか。色白メガネと鈴姉の間の防波堤になってもらうつもりで、毎回、サキさんに声をかけていたのが、鈴姉の目にはそんなふうに映っていたのか…。なんか、行動が裏目に出たかな…。