僕は貴女を「お姉ちゃん」だと思ったことは一度もない。
第6章 新しい世界、新しい生活。
数日後。
私はサキちゃんとの待ち合わせの為、駅に来ていた。これから駅前のショッピングモールで買い物をして、買い物が済んだらうちに移動して、メイク練習会が始まる。
初めてのメイク。楽しみだー。サキちゃんと樹の恋の行方も気になるし…。
そんなことを考えながら待っていると、サキちゃんが来た。
「あっ、おはよ♪ って、えっ…サキちゃん、髪!!」
肩より下まで伸びていたサキちゃんの髪は、バッサリとショートボブに切られていて、さらに明るめの茶色だった髪色も、暗めで艶のある落ち着いた茶色にチェンジしていた。
「毛先傷んでたからね~、バッサリ切っちゃった!」
「色も綺麗。前の色より好きかな」
「そう?でも染めてるヒマなかったから、ほぼ地毛の色よ、コレ。元々真っ黒じゃないの、私の髪」
「えー。すごい綺麗じゃん!元の色がこんな綺麗なら、染める必要ないし、染めるの勿体ないよ!」
「そうかなぁー。うーん……」
私はすごくきれいな色だと思うんだけど、サキちゃんはあまり気に入ってないのか、納得いってなさそうな返事だ。
「ま、そんなことより!!今日は鈴のメイクだからね!行こっ♪」
サキちゃんはそう言うと歩き始めた。行く店も既に決まっているみたいで、ずんずん歩いていくサキちゃんに遅れないように、慌ててついて行く。
ドラッグストアや百円ショップ等、3軒ほどハシゴしていろいろ買い揃えた。
「こんなに買うの?これ、どうするの…?」
「いーから、いーから♪」
私はサキちゃんとの待ち合わせの為、駅に来ていた。これから駅前のショッピングモールで買い物をして、買い物が済んだらうちに移動して、メイク練習会が始まる。
初めてのメイク。楽しみだー。サキちゃんと樹の恋の行方も気になるし…。
そんなことを考えながら待っていると、サキちゃんが来た。
「あっ、おはよ♪ って、えっ…サキちゃん、髪!!」
肩より下まで伸びていたサキちゃんの髪は、バッサリとショートボブに切られていて、さらに明るめの茶色だった髪色も、暗めで艶のある落ち着いた茶色にチェンジしていた。
「毛先傷んでたからね~、バッサリ切っちゃった!」
「色も綺麗。前の色より好きかな」
「そう?でも染めてるヒマなかったから、ほぼ地毛の色よ、コレ。元々真っ黒じゃないの、私の髪」
「えー。すごい綺麗じゃん!元の色がこんな綺麗なら、染める必要ないし、染めるの勿体ないよ!」
「そうかなぁー。うーん……」
私はすごくきれいな色だと思うんだけど、サキちゃんはあまり気に入ってないのか、納得いってなさそうな返事だ。
「ま、そんなことより!!今日は鈴のメイクだからね!行こっ♪」
サキちゃんはそう言うと歩き始めた。行く店も既に決まっているみたいで、ずんずん歩いていくサキちゃんに遅れないように、慌ててついて行く。
ドラッグストアや百円ショップ等、3軒ほどハシゴしていろいろ買い揃えた。
「こんなに買うの?これ、どうするの…?」
「いーから、いーから♪」