僕は貴女を「お姉ちゃん」だと思ったことは一度もない。
第7章 突如始まるコスプレ祭り
「はーい!」
フランス人形メイク&ドレス姿のまま、玄関のドアを開ける。
「あっ、えぇと…お届け物…です」
樹たちが来たのだと思ったら宅配業者さんで、ちょっと恥ずかしかった。それから間もなく、樹と美羽ちゃんが遊びに来た。
ーーー
「鈴姉、可愛いっ!!」
「ふふ。似合うでしょ?自信作よ!」
フランス人形メイクの私を見て目をキラキラさせている美羽ちゃんに、メイクをしてくれたサキちゃんが得意そうにしている。
「えっと、ちなみにはじめましてだよね。何ちゃんかな?」
「…美羽です」
「美羽ちゃんにも、なにか変身メイクしてあげようか?」
「えっと、えーと…かぐや姫!!」
「日本のお姫様系ね!オッケー」
切れ長にアイラインを入れて、紅いリップに薄ピンクのグロスで艶を重ねる。仕上げにヘアアイロンで少し癖のある美羽ちゃんの髪をまっすぐのストレートに伸ばしていく。
「衣装がないけど、メイクは完成♪はい、どーぞ」
「わぁ、すごい!大人っぽい!!」
鏡を覗き込んで喜ぶ美羽ちゃん。
「和装でもいいけど、セーラー服とかも似合いそうね」
サキちゃんが美羽を見ながらそう提案するので、私も悪ノリしてみた。
「セーラー服じゃなくてブレザーだったけど、私の中学の時の制服ちょっと着てみる?似合うかもよ」
「あ、それ良さそう♪鈴んとこの制服って、可愛いもんね!」
中高一貫校だったので、中学の制服も高校の制服もほぼ同じデザインだ。胸のリボンの色が違うだけ。高校生風にしたかったので、リボンだけ高校の時のを用意した。
15分後、とても可愛らしい偽女子高生が誕生していた。
「どっからどう見ても女子高生だね!」
「うんうん。美羽ちゃん背が高くてスタイルもいいから、とても小学生には見えない」
「………」
絶賛する女子二人と、絶句する男子一人。
フランス人形メイク&ドレス姿のまま、玄関のドアを開ける。
「あっ、えぇと…お届け物…です」
樹たちが来たのだと思ったら宅配業者さんで、ちょっと恥ずかしかった。それから間もなく、樹と美羽ちゃんが遊びに来た。
ーーー
「鈴姉、可愛いっ!!」
「ふふ。似合うでしょ?自信作よ!」
フランス人形メイクの私を見て目をキラキラさせている美羽ちゃんに、メイクをしてくれたサキちゃんが得意そうにしている。
「えっと、ちなみにはじめましてだよね。何ちゃんかな?」
「…美羽です」
「美羽ちゃんにも、なにか変身メイクしてあげようか?」
「えっと、えーと…かぐや姫!!」
「日本のお姫様系ね!オッケー」
切れ長にアイラインを入れて、紅いリップに薄ピンクのグロスで艶を重ねる。仕上げにヘアアイロンで少し癖のある美羽ちゃんの髪をまっすぐのストレートに伸ばしていく。
「衣装がないけど、メイクは完成♪はい、どーぞ」
「わぁ、すごい!大人っぽい!!」
鏡を覗き込んで喜ぶ美羽ちゃん。
「和装でもいいけど、セーラー服とかも似合いそうね」
サキちゃんが美羽を見ながらそう提案するので、私も悪ノリしてみた。
「セーラー服じゃなくてブレザーだったけど、私の中学の時の制服ちょっと着てみる?似合うかもよ」
「あ、それ良さそう♪鈴んとこの制服って、可愛いもんね!」
中高一貫校だったので、中学の制服も高校の制服もほぼ同じデザインだ。胸のリボンの色が違うだけ。高校生風にしたかったので、リボンだけ高校の時のを用意した。
15分後、とても可愛らしい偽女子高生が誕生していた。
「どっからどう見ても女子高生だね!」
「うんうん。美羽ちゃん背が高くてスタイルもいいから、とても小学生には見えない」
「………」
絶賛する女子二人と、絶句する男子一人。