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そして愛へ

第1章 そして愛へ

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 進さんが、あそこを舐めてくれました。
 「恥ずかしい」
 「恥ずかしいよね。ごめんね」
 と言って、わたしのあそこを舐めてくれるのです。
 恥ずかしい。でも、とってもとっても気持ちいいのです。わたし、こんなに気持いいのは生まれてはじめてです。
 進さんは、わたしのあそこに、舌をほんのすこしだけ触れるようにして、そっとそっと優しく優しく舐めてくれています。わたしのあそこの上から下へ、下から上へとなんどもなんどもくりかえしくりかえし舐めてくれるのです。
 そして、進さんの舌があそこの上のほうにいったとき、クリトリスをそっと舐めてくれました。わたし、
 「あっ」
 と言ってしまいました。
 からだに、ピリッと電気が走ったのです。腰が、キュッと持ち上がってしまいました。進さんは、クリトリスの先のほうに舌をそっと触れるようにして、上下に左右に舌を滑らすように、優しく優しくゆっくりゆっくりそっとそっとクリトリスを舐めてくれています。
 わたし、気持ちよくて気持ちよくてたまらなくなりました。あそこを舐めてもらったとき、生まれてはじめての気持ちよさだと思ったのですが、その何倍も何倍も気持ちいいんです。ほんとに、生まれてはじめての気持ちよさです。
 わたしが気持ちよくなるようにと言ってくれたのが、実感できました。気持ちいいんです。ほんとに、気持ちいいんです。わたし、仰け反りながらうめくような声といっしょに、
 「あぁ
  あぁ」
 と、なんどもなんども言いました。
 気持ちよくて気持ちよくてたまらなくて、息が詰まりそうで、すこしだけ苦しいみたいな感じもありまして、出そうと思っていないのに、うめくような声が出てしまうんです。わたし、
 「ダメ
  あぁ
  ダメ」
 と言いました。あまりの気持ちよさにどうかなってしまいそうで、恥ずかしくなったのです。こんなに気持ちよくなるのが、クリトリスを舐めてもらっているからというのも恥ずかしいのです。なにが「ダメ」なのかわかりませんが、進さんに、わたし、どうかなってしまいそうですと伝えたくて、また、
 「ダメ
  あぁ
  ダメ」
 と言ってしまいました。

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