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　　　　　　　　　１５


　「かおりさん。話してくれてありがとう。入らせてもらおうかな」
　「進さんは、入りたいんですか？」
　「もちろん、入りたいです」
　「じゃあ、入ってください」
　「いいんですね」
　「ええ。あんなに気持ちよくしてもらったんですから、そのお礼の気持ちもあります」
　「そんなふうに思ってくれるんですね」
　「だって、ほんとに気持ちよくて、嬉しかったんです」
　「ではね。入らせてもらいます。かおりさんは、はじめてなので緊張するでしょうから、キスをしながら入らせてもらいます」
　「ええ」
　「私の舌を、かおりさんの口の中にゆっくり出し入れしながら、かおりさんのあそこに、私のあれを入らせてもらいます」
　「なんか、恥ずかしいです」
　「私のあれで、かおりさんのあそこの中に入らせてもらうのと、かたちは同じようですからね。
　　私のあれが、かおりさんのあそこの中に入らせてもらうのを意識するよりも、舌を口の中を出し入れするほうに、意識を向けてもらえますか」
　「ええ。そうします」
　「話しているうちに、かおりさんの愛の露がすくなったみたいですので、もういちどあそことクリトリスを舐めさせてね」
　「また、あんなに気持ちよくなれるんですね。嬉しい」
　「いっぱい気持ちよくなってね」
　進さんは、そう言ったのに、わたしを抱いてくれていた手を離しまして、後向きになりました。わたし、進さんがコンドームを着けてくれているんだなと気がつきました。進さんが、わたしを大切にしてくれるのを、あらためて感じました。
　進さんが、わたしのあそこを舐めてくれまして、クリトリスも優しく優しく舐めてくれました。進さんは、さっきよりも長く長くクリトリスを舐めてくれました。わたし、クリトリスを舐めてもらっているあいだ、気持ちよくて気持ちよくてたまらなくなりまして、
　「あぁ
　　進さん
　　あぁ
　　気持ちいい」
　と、なんどもなんども言いました。