そして愛へ
第1章 そして愛へ
3
進さんといっしょに暮らすのを、愛媛の両親が心配するといけないので、いま借りている学生用のアパートはそのまま借りていたらいいというのです。いまわたしが払っている家賃も、進さんが払ってくれるというのです。
手紙には、
「すぐには、返事ができないでしょうから、もしすこしでもお願いをきいてもいいなと思ってくれましたら、一ヶ月試しにいっしょに暮らしてみませんか」
とも書いていました。
読み終わるときには、進さんのお願いを受け入れたいと思っていました。月一回、進さんとセックスをしてもいいと思うことができれば、とってもいいお話です。進さんは感じのいい人です。優しそうです。
わたし、進さんとセックスをしてもいいと思えるかどうか、試しの期間の一ヶ月のあいだに判断をしようと思いました。そして、九月一日から進さんの家でいっしょに暮らしはじめたのです。
試しの期間のはじめに、進さんが、どうしてわたしにお願いをしようと思ったのか、話してくれました。七月のおわりのころ、わたしがアルバイトをしていました梅田の書店で、絵本を探している親子に、優しく親切に話しているのを見まして、とってもいい娘さんだなと思ってくれたそうです。
夏休みにフルタイムでアルバイトをしているので、学費などがたいへんなのかなと思ったそうです。その後も、わたしのことをよく見てくれていたそうです。それで、ますますわたしをいい娘さんだなと思ってくれたのだそうです。
わたし、こんなに楽しくて快適な生活をさせてもらえる、進さんの優しさを嬉しいと思いました。信用できるとも思いました。何日かまえから、進さんに返事をしようと思っていました。でも、いっしょに暮らしてもいいですと言いますのは、進さんとセックスをしてもいいですと言ったことになります。それが恥ずかしいので、一日延ばしにしていたのです。
進さんといっしょに暮らすのを、愛媛の両親が心配するといけないので、いま借りている学生用のアパートはそのまま借りていたらいいというのです。いまわたしが払っている家賃も、進さんが払ってくれるというのです。
手紙には、
「すぐには、返事ができないでしょうから、もしすこしでもお願いをきいてもいいなと思ってくれましたら、一ヶ月試しにいっしょに暮らしてみませんか」
とも書いていました。
読み終わるときには、進さんのお願いを受け入れたいと思っていました。月一回、進さんとセックスをしてもいいと思うことができれば、とってもいいお話です。進さんは感じのいい人です。優しそうです。
わたし、進さんとセックスをしてもいいと思えるかどうか、試しの期間の一ヶ月のあいだに判断をしようと思いました。そして、九月一日から進さんの家でいっしょに暮らしはじめたのです。
試しの期間のはじめに、進さんが、どうしてわたしにお願いをしようと思ったのか、話してくれました。七月のおわりのころ、わたしがアルバイトをしていました梅田の書店で、絵本を探している親子に、優しく親切に話しているのを見まして、とってもいい娘さんだなと思ってくれたそうです。
夏休みにフルタイムでアルバイトをしているので、学費などがたいへんなのかなと思ったそうです。その後も、わたしのことをよく見てくれていたそうです。それで、ますますわたしをいい娘さんだなと思ってくれたのだそうです。
わたし、こんなに楽しくて快適な生活をさせてもらえる、進さんの優しさを嬉しいと思いました。信用できるとも思いました。何日かまえから、進さんに返事をしようと思っていました。でも、いっしょに暮らしてもいいですと言いますのは、進さんとセックスをしてもいいですと言ったことになります。それが恥ずかしいので、一日延ばしにしていたのです。