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そして愛へ

第1章 そして愛へ

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 進さんが、これから毎月旅行に行きましょうと言いました。
 「かおりさん。リクエストしておいてください。毎月の連休のときに二泊三日の日程で行きましょう。
  名所旧跡でもいいし、ディズニーランドでもいいし、温泉でもいいですよ。韓国にも、行きましょう。台湾も、いいですね。
  夏休みなどの大学が長い休みのときは、旅行も長い日程にしましょうか」
 楽しみが増えました。毎月旅行できれば、卒業までにたくさんいろんな所に行けます。
 進さんにキスをしたいと思いました。進さんは運転中ですのでキスはできないのですが、そう思ったのが恥ずかしくてひとりで赤くなっていました。
 進さんは、午後六時頃に、わたしを先に家に送ってくれまして、レンタカーを返しに行きました。進さんが、帰ってきましたら、きのうときょうは魚ばっかりだったので、フランス料理を食べにいきましょうと言いました。歩いて十分くらいのところにある、レストランでコック長をしていた人が、自分で思うようなフランス料理を作りたいというので開いた、テーブルが二つだけの小さなお店だそうです。進さんが、旅行に行く前に予約をしていたそうです。

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