そして愛へ
第1章 そして愛へ
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進さんが、いままででいちばん優しいと思うようなキスをしてくれました。嬉しくて進さんにギュッと抱きつきました。進さんが、
「かおりさん。まだ愛してほしい?」
「もういいわ。気持ちよすぎて、ちょっとぐったりの感じ」
「満足したんだね」
「もう、大満足」
「よかった」
「でもね、きょうはもういいけど、でも進さん、これからね、わたしね、愛してほしいと言ってもいいかな?」
「月一回じゃなくて?」
「うん。旅行のあいだ船でも旅館でも、帰ってからもいっぱい愛してもらったでしょう。ほんとに嬉しかったの。そしてね、進さんが愛してくれるたびに、もっと気持ちよくなりたいなと思っていたの。それは、回数でもあり、深さでもあるの」
「かおりさんは、もっと気持ちよくなりたいので、たくさん愛してほしいんだね」
「うん。だからこれから、愛してと言ってもいいでしょう。駄目?」
「いいよ。というか嬉しいよ」
「あぁよかった。これからもっと、こんなに気持ちよくなれるんだね。あぁ、ほんとに嬉しい」
「そのかわり、生理のときはもちろん駄目だけど、生理が始まってからの二週間は、駄目だからね」
「妊娠の可能性が高い時期だね」
「そう」
「その時期を避けても、あと十四日はあるから、十四回は愛してもらえるわ」
「欲張りめ」
「うふふ」
「冗談はともかく、かおりさんが、愛してほしいと言ってくれたら愛してあげるね」
「嬉しい。でもちょっと恥ずかしい」
「気持ちよくなりたいと思う気持ちは、恥ずかしいことじゃないよ」
「わたしね、あのね、わたし、こんなにセックスが好きになるなんて思わなかった」
「セックスの気持ちよさを知ったからだよ」
「そうだと思うわ」
「はじめてセックスをしたとき、気持ちよくないと心配していたのにね」
「ほんとだ。あのとき、進さんの言葉を信じてよかった」
「セックスの気持ちよさは、ほかのものでは味わえない気持ちよさだからね」
「そうだね」
「その気持ちよさを味わいたいのは、ごくあたりまえだよ」
「恥ずかしがらなくてもいいんですね」
「もちろんだよ。そんな気持ちよさを味わえるあそこを、誇っていいんだよ。でもみんなに発表しなくてもいいからね」
進さんが、いままででいちばん優しいと思うようなキスをしてくれました。嬉しくて進さんにギュッと抱きつきました。進さんが、
「かおりさん。まだ愛してほしい?」
「もういいわ。気持ちよすぎて、ちょっとぐったりの感じ」
「満足したんだね」
「もう、大満足」
「よかった」
「でもね、きょうはもういいけど、でも進さん、これからね、わたしね、愛してほしいと言ってもいいかな?」
「月一回じゃなくて?」
「うん。旅行のあいだ船でも旅館でも、帰ってからもいっぱい愛してもらったでしょう。ほんとに嬉しかったの。そしてね、進さんが愛してくれるたびに、もっと気持ちよくなりたいなと思っていたの。それは、回数でもあり、深さでもあるの」
「かおりさんは、もっと気持ちよくなりたいので、たくさん愛してほしいんだね」
「うん。だからこれから、愛してと言ってもいいでしょう。駄目?」
「いいよ。というか嬉しいよ」
「あぁよかった。これからもっと、こんなに気持ちよくなれるんだね。あぁ、ほんとに嬉しい」
「そのかわり、生理のときはもちろん駄目だけど、生理が始まってからの二週間は、駄目だからね」
「妊娠の可能性が高い時期だね」
「そう」
「その時期を避けても、あと十四日はあるから、十四回は愛してもらえるわ」
「欲張りめ」
「うふふ」
「冗談はともかく、かおりさんが、愛してほしいと言ってくれたら愛してあげるね」
「嬉しい。でもちょっと恥ずかしい」
「気持ちよくなりたいと思う気持ちは、恥ずかしいことじゃないよ」
「わたしね、あのね、わたし、こんなにセックスが好きになるなんて思わなかった」
「セックスの気持ちよさを知ったからだよ」
「そうだと思うわ」
「はじめてセックスをしたとき、気持ちよくないと心配していたのにね」
「ほんとだ。あのとき、進さんの言葉を信じてよかった」
「セックスの気持ちよさは、ほかのものでは味わえない気持ちよさだからね」
「そうだね」
「その気持ちよさを味わいたいのは、ごくあたりまえだよ」
「恥ずかしがらなくてもいいんですね」
「もちろんだよ。そんな気持ちよさを味わえるあそこを、誇っていいんだよ。でもみんなに発表しなくてもいいからね」