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そして愛へ

第1章 そして愛へ

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 きょうは、二〇十八年の一月五日の金曜日です。
 わたしは、愛媛の両親のところへ帰省していました。わたしが今年大学四年生になるので、就職のことなどを詳しく聞きたいと言うのですこし長くいるつもりでした。両親は優しく迎えてくれましたし、帰省していました兄や姉も優しくしてくれました。でも、進さんのように、まずわたしのことを考えて、なんでもわたしを第一にしてくれるということはありません。
 愛媛に帰省して十日も過ごしているうちに、進さんに会いたいなと思いました。進さんが、側にいてくれないのがほんとに寂しいなと思ったんです。進さんに、優しくセックスをしてもらいたくてたまらなくなりました。それで、予定より二日も早く帰ることにしました。進さんに電話しまして、きょう帰りますと言ったら。とっても喜んでくれました。
 進さんの家に午後五時に着きました。夕食は、駅前商店街の炭火焼肉店に行きました。わたし、モリモリ食べました。元気をつけたいと思って、モリモリ食べました。進さんも、いつもの食べる量にくらべるとたくさん食べています。アルコールは、最初に生ビールを一杯飲んだだけです。帰ってから、わたし、
 「進さん、愛してほしい」
 「私も、玄関でかおりさんの顔を見たとき、愛したいなと思  ったよ」
 「嬉しい」
 いっしょにお風呂に入りました。去年改装しましたので、浴槽が広くなっているんですが、進さんに抱きついて入っていました。進さんは、いままではスポンジで洗ってくれていたのですが、きょうは掌にボディソープをつけて、わたしのからだを撫でるように洗ってくれるのです。わたしのからだを、愛しむようにです。
 脱衣所で、わたしをバスタオルで優しく拭いてくれまして進さんも拭いたあと、裸のまま裸のわたしをお姫さま抱っこをしてくれました。ゆっくりと寝室に行くあいだに、なんどもキスをしてくれるのです。唇だけでなく、乳首にも優しくキスをしてくれました。わたし、恥ずかしくてまっ赤になりました。でも、とっても嬉しかった。

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