そして愛へ
第1章 そして愛へ
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わたしをベッドに降ろしてくれたあと、進さんがベッドの横に立って、
「かおりさん。キスしてほしい」
どこに、と聞かなくてもわかります。ベッドに横になっているわたしの目の前に、進さんのあれがあるんです。わたし、ますますまっ赤になって、進さんの顔をチラッと見ました。進さんは、とっても優しい顔でわたしを見つめています。
わたし、進さんのあれにチュッとキスをしまして、ベッドにうつ伏せになりました。進さんが、うつ伏せのままのわたしを、優しく抱いてくれました。わたし、クルッと向き直り進さんに抱きつきました。恥ずかしくて、進さんの胸に顔を伏せていました。進さんはそんなわたしが、愛しくてたまらないという感じで、髪を撫で続けてくれます。
「恥ずかしかったね。ごめんね」
「ううん」
「どんな味がした?」
「いゃーん」
わたし、耳までまっ赤にしてしまいました。
進さんが、髪を撫でながら、わたしをそっと仰向けにしてくれました。優しく優しく、キスしてくれました。ヘッドコーナーからコンドームを出しました。
「進さん、あのね」
「うん」
「あのね、進さんの精が欲しい」
「駄目だよ。妊娠したら、傷つくのはかおりさんだよ」
「でも、きょうは安全日でしょう」
「それでも、妊娠する可能性はあるんだよ」
「赤ちゃんができたら、わたし産みます」
「えっ」
「いのちを授かるんだもの。産みます」
「そこまで…」
「だけど、ほんとはその可能性はないんでしょう。ゼロなんでしょう」
「ゼロに近いけど…」
「ね、進さんお願い。わたし、進さんのあれにキスをしました。恥ずかしかったけど、それで勇気をだして、精が欲しいと言えたの。進さんお願い。駄目?」
わたしをベッドに降ろしてくれたあと、進さんがベッドの横に立って、
「かおりさん。キスしてほしい」
どこに、と聞かなくてもわかります。ベッドに横になっているわたしの目の前に、進さんのあれがあるんです。わたし、ますますまっ赤になって、進さんの顔をチラッと見ました。進さんは、とっても優しい顔でわたしを見つめています。
わたし、進さんのあれにチュッとキスをしまして、ベッドにうつ伏せになりました。進さんが、うつ伏せのままのわたしを、優しく抱いてくれました。わたし、クルッと向き直り進さんに抱きつきました。恥ずかしくて、進さんの胸に顔を伏せていました。進さんはそんなわたしが、愛しくてたまらないという感じで、髪を撫で続けてくれます。
「恥ずかしかったね。ごめんね」
「ううん」
「どんな味がした?」
「いゃーん」
わたし、耳までまっ赤にしてしまいました。
進さんが、髪を撫でながら、わたしをそっと仰向けにしてくれました。優しく優しく、キスしてくれました。ヘッドコーナーからコンドームを出しました。
「進さん、あのね」
「うん」
「あのね、進さんの精が欲しい」
「駄目だよ。妊娠したら、傷つくのはかおりさんだよ」
「でも、きょうは安全日でしょう」
「それでも、妊娠する可能性はあるんだよ」
「赤ちゃんができたら、わたし産みます」
「えっ」
「いのちを授かるんだもの。産みます」
「そこまで…」
「だけど、ほんとはその可能性はないんでしょう。ゼロなんでしょう」
「ゼロに近いけど…」
「ね、進さんお願い。わたし、進さんのあれにキスをしました。恥ずかしかったけど、それで勇気をだして、精が欲しいと言えたの。進さんお願い。駄目?」