狂愛の巣窟
第4章 【意のままに踊らされて…】
正座して顔を真っ赤にしながらモジモジしだす娘を見て、次は何を言われるのかとハラハラした。
これ以上驚く事はないのかな。
冷静に装っているけど内心はバクバクしている。
「さっきも言ったけど、私が好きなのはママとしてる時のいっくんなの……だから、隠れて見てるんじゃなくて、ちゃんと見たい……」
「え……ちょっと待って、一旦落ち着こう?ママも頭パンクしそうよ、有紗の気持ちはわかったから……一旦持ち帰らせて?」
今から言おうとしてる事が手に取るようにわかって戸惑いを隠せなかった。
めちゃくちゃ動揺してる。
こんな私見せたくないのに。
すると後ろから抱き締めてきたのは一颯くんで「良いの?有紗」って2人で会話を始めるの。
頷かないで、勝手に話進めないでよ。
「有紗さ、抱かれてる十和子さん見て毎晩オナニーしてんだってさ」
「えっ……私?」
更にゆでタコ状態の有紗が
「ママお願い、此処でシて?」と懇願する。
う、嘘でしょ!?
「喘いでるママ……ずっと近くで見たかった……本当はがっつり他人のエッチ見たりするの凄く興味があって……こんなの誰にも言えなくて……そしたらたまたまママたちのエッチ見ちゃって……」
後ろで上の服も脱ぎ出す一颯くん。
裸のまま私に抱きついてきた。
「一度見せてあげたら有紗も納得するんじゃない?俺たちの事、拒絶するどころか認めてくれたんだからさ」
耳元で囁き甘噛みしてくる一颯くんを振り払えない身体。
数々の経験をしてきたけど、このパターンは初めてだわ。
しかも有紗まで巻き込んでなんて。
その有紗が恥を忍んで打ち明けてくれた。
15の有紗には最も知られたくない性癖でしょうに。
え……ちょっと待って。
本当に!?この状態でするの?
「有紗は本当にそれで良いの?自分の気持ち隠してない?見てられるの?」
違う……こんな事言いたいんじゃない。
動揺してる。
私を見る有紗の目が火照ってるって一目でわかるから。
「ママも私といっくんがシてるの見て感じた?それとも嫉妬した?私は……物凄く感じたの……イキまくる2人に興奮した」