狂愛の巣窟
第1章 【入り乱れた関係に…】
「単純なんかじゃないよ……落とすのに半年以上かかった」
「え…?」
「一度だけキミじゃなくて違う人が配達に来た事があって、その時はもう叶わないかなと思ったよ」
「あぁ……それ、多分僕がインフルエンザにかかった時ですね」
「そんなのわかってたらお見舞い行ったのに……」
「あぁ、十和子さんにそんな事されたら移しちゃいます……」
「ダメだとわかりながらこうなる日を待ってた……バカな人妻でしょ?」
ブンブンと首を振りキスをする。
締め付けてしまう私に額に汗を掻きながら耐えてる。
「それって僕、自惚れて良いですか?同じ気持ちだって」
認めざるを得なかった。
彼にしか与えてもらえない快楽がいくつもある。
欲しい……そう思ったのは私の方だ。
続ける?このまま?
「こちらこそ良いのかしら……こんな時間帯にしか会ってあげれない、きっと苦しんだり待たせてばかりだと思うわ」
あぁ……そう言いながら涙声になるのは本当に罪ね。
優しい指先が溢れる涙を拭ってくれる。
「僕は十和子さんしか居ません……十和子さんが良いと言うまで待ちますから……だから待てた分、ご褒美たくさん与えてください」
箍が外れる……ではなくて、
箍を外される……だ。
そのまま押し倒し上下逆転した私たち。
驚くキミに初めての快楽を与えてあげる。
「出そうになったら言ってね?」
「は、はい……」
ソファーに寝かせたキミの上で得意の騎乗位で骨の髄まで味わってイかせてあげるわね。
淫らに動く腰を止めてしまうほど彼はイキ狂った。
大好きな割れた腹筋に手をついて激しく腰を振る。
「あぁっ……そんなっ……十和子さんっ」
「まだイかないでっ……先にイかせてっ」
こんな暴れ回る肉棒初めてなの。
もっと……もっと堪能させて。
「和泉くんっ……イキそうっ……あぁっ…」
「ハァハァ…もうダメです、僕もイっちゃいますっ」
昇天して意識が飛ぶほど快楽に包まれました。
身体が飛沫をあげて悦んでいる。
たくさん出た精液は彼の顎下にまで飛んでいた。