テキストサイズ

狂愛の巣窟

第7章 【再燃するココロとカラダ…】






「ママ、今日だっけ?同窓会」




「うん、10年ぶりだからちょっと会うの怖いけどね」




その間何度か同窓会は開かれてたみたいだけどずっと断っていた。
遠方ってのもあったし地元に帰るのはどうも気が引けていた事もあって。




「わかった、元カレだらけなんでしょ?」




「えっ!?そうなの!?」




近くに居た一颯くんまで本気にしちゃうからやめて。
違う違う…と言っても納得してない長女をどう説得しようか。




「ママね、同級生とはお付き合いしてなかったの……あの頃は年上ばかりにモテてたのよね」




自虐気味に言ったつもりが目をキラキラさせて詳しく聞かせて!なんて言われる始末。




「はい、お弁当!気を付けて行ってらっしゃい、明日午前中には帰って来るから戸締まり宜しくね」




「はーい!同級生と良い感じになったら色々教えてね」




「あんたって子は……」




誰に似たのかしら…………私か。
見送る瞬間。




「あ、お兄ちゃんもあまりヤキモチ妬かないようにね?ママのモテぶりは仕方ないから」と一颯くんにまで釘を差してる。
うるせーわと追い払うも2人きりになるとすぐ触れてくるの。




嫉妬深い人がまだ此処にも1人居ました。




「何これ……親父の牽制?」




昨日たっぷり着けられた胸のキスマーク。
見ると絶対怒るってわかってて抵抗しない私も私だけど。




「ん……親子揃ってお子ちゃまだね」




一颯くんも着けようとしたんでしょ?
バレバレだよ。
怒りをどうにか鎮めようとする長いキス。
手を引かれソファーに押し倒された。




支度したいんだけどな……シャワー浴びる時間頂戴ね。




「親父がコレなら……俺はもっと凄いの残して良い?」




「ねぇ、本当普通の同窓会なんだってば……仲の良かった友達と楽しいお喋りして思い出に浸って終わりだよ?何をそこまで…」




「俺の精子……ココに残したまま同窓会出て?」




そう言う一颯くんはお腹あたりにキスを落とした。
お互い目が合って一瞬フリーズする。
子宮に…って事だよね?
享さんの一枚上手いっちゃうんだ?




「それで納得するの?」




「絶対他の人に身体許さないで」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ