狂愛の巣窟
第10章 【狂愛の巣窟ー最終章Ⅱー】
「ちょっと…!」
「ダーメ、お仕置き」
「何考えてるの?怒るよ?本当に」
「え、怒ってるのこっちなんだけど」
この前と全然違う態度。
泣きついてきたくせに。
今は怒りに満ちた顔。
そんな怒るような事?
「私言ったよね?享さんが一番だって」
「2人きりの時は俺が恋人だって言った」
「有紗居るじゃん」
「俺には見えない」
「はぁ?」
ドサッとソファーに降ろされて乗り上げてくる。
両手を掴まれ身動き出来なくされたら。
「考えんなよ、俺以外……俺がどれだけ腸煮えくり返っているかわかんない?」
有紗の前だ、言い争うのは止めよう。
自分が子供みたいに思えてきちゃう。
「わかった……もう絶対考えないから、この手離して?」
「離しちゃダメ」と割って入る有紗の声。
椅子に掛けてたエプロンの紐部分で私の手を縛り、器用にも首掛けの紐をソファーの脚に引っ掛けた。
「コレで動けないね、ママ」と耳打ちしたら前のソファーに座り鑑賞タイムに入ってしまった。
「朝一のママも色っぽいよね……いつもそんな事してるの?ダメだよ、お兄ちゃん…ちゃんと動画撮ってくれなきゃ、独り占めは良くないなぁ」
「うるせぇ、黙って見てろ」
「はーい」
「ちょっと一颯くん!?こんなの嫌…」
「お仕置きだよ、俺に親父重ねたでしょ?それ、俺が一番苦痛なやつ」
苦しそうに言われたら何も言い返せない。
ブラジャーを上げられ指で乳首を勃たせてくる。
巧みな指先の動きで力を入れないと声が漏れてしまう。
「安心して?昨日より濡らしてあげるから」
顔を逸して反抗するとショートパンツもショーツも脱がされた。
脚を広げてクンニも始まる。
「はぁんっ……はっ…」
「声、我慢しないで良いよ、感じてくれなきゃお仕置き終わらないからね」
「やめて…っ」
激しい舌の動きに抗えない身体。
クリトリスを弄られながらの舌ピストンに呆気なくイかされる。
何とか声を出さずに痙攣だけで済ませた。
「我慢しながらイってるママ」と自分のクリトリスを弄りオナニーしてる有紗。