狂愛の巣窟
第10章 【狂愛の巣窟ー最終章Ⅱー】
「意地でも喘がない十和子も俺は好きだけどね……じゃ、イってすぐのオマンコ堪能するね?」
そう言ってギンギンに勃起した肉棒を私の中に沈めてきた。
お尻が全部浮き上がるほど脚を持たれての高速ピストンに逃げ場を失う。
ずっと腹筋に力入ってイクのを抑えてるのに簡単にそれを上回る。
「声出して?十和子っ……終わらないよ?俺が絶倫なの一番知ってるでしょ?」
「んっ……ふっ……ふっ……んっ」
容赦なく打ち付けるピストンにまたイってしまう。
ビクビクと痙攣して目も合わさない。
顔ごと向けられて「何で?」ってわからないの?
「本気で怒るなよ……俺が怒ってるんだぞ…!」
わかってるよ……本気なんだなって気付いてるから虐め返してあげてるだけ。
何も言い返さない私に更に激しく突き上げてくる。
下唇を甘噛みして耐え忍ぶ。
海老反りになりながら静かに痙攣するのだ。
「ふっ……うっ……んんっ」
そしたらピストン止めて泣き出すでしょ?
ポタポタと私の胸に雫垂らして、反省した?
好きな人にそうされると結構キツイでしょ。
「十和子さん……っ」
もう呼び方戻るの?
享さんにもした事ない虐め方してあげてるのに。
親子揃ってもうひと押しのところで怯んじゃうんだから。
そうね、本気で拒絶されたらこんな顔になるよね。
やり過ぎたかな。
有紗は気付いてくれてるみたいよ?
本当は私が逆に弄んでいる事に。
「何でピストン止めちゃうの?」
「え……?」
豆鉄砲食らったような顔。
一瞬、笑いそうになったじゃない。
「お仕置きしてくれるんでしょ?私頑張って感じてないフリしてたのに……感じたらお仕置き終わるなんて嫌だもん」
「十和子さん……」
「十和子ってもう呼んでくれないの?」
「ううん、十和子」
「んふふ、ほら、お仕置きしてよ……また享さんの事考えちゃうよ?私」
急いで涙を拭い「絶対考えちゃダメ」ってさっきより強く打ち付けてきた。
我慢出来なくなって大きく喘いでしまったけど「やめないで」と涙目で懇願する。
煽るの得意なの。
何度も騙されてね。