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妄想

第3章 報告

風呂からあがった優紀は、部屋にいる高木に「あれ、まだいたの」と言うような敢えて冷たい視線を投げかける。肉体的にはセックスしたい気持ち満載だったが、もう一度よりを戻す事は何としてでも阻止したかった。「うん、もう帰るわ。鍵、返しそびれてたのと、借りていた金、ようやく用意できたんで。二万、ここに置いとくね」高木はすくっと立ち上がり玄関先へと向かった。優紀は「ちょっと待って」と言い、高木を振り向かせるようにして一方的にキスをする。始めは何事か?としていた高木も受けて立つとばかりに舌を絡ませてきた。続いて優紀は横になるように促し、その状態で男のスエットと下着をずり下げた。優紀はびよんと飛び出したペニスを舌先や口唇、右手等を使い自在に操っていく。「う、うぅ…」高木は10分と持たずに果て、バツが悪そうにして帰っていった。
「あー、今度こそ本当に疲れた。さっさと寝なきゃ」身体全体は蛇の生殺しのような状態だったが、それを上回る睡魔が押し寄せた為、オナニーに突入する事もなく静かにベッドに倒れ込んだ。

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