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ジェンダー・ギャップ革命

第5章 良人の娘と寝る女




 人気の式場から場所を移して、壮麗な披露宴会場で、ようやっと愛津は英真達と話が出来た。


「愛津ちゃん可愛い!ずっと気になってたんだよ、JILL by JILL STUARTだよね?こういうのも似合うんだ。来てくれただけでも嬉しいのに良いもの見れた、有り難う!」

「英真ちゃんの眼鏡に適って、良かった。神倉さんに相談したんだ」

「あ、一緒に帰ってた日?英真とも珍しいねって話してたよね」

「そうそう、私がしづやを迎えに行った時」


 英真としづやも、一段と華やかなドレスに着替えていた。
 全身白のロングドレスの英真の方は、パステルカラーのリボンや巻き薔薇が全体を飾って、パニエが何枚仕込まれているか想像つかない豪華さだ。ロリィタブランドがファッションショーのために製作するドレスにも、ここまでディテールの凝ったものは見たことがない。部分ウィッグでボリュームを出して、リボンや生花を編み込んだ髪も、人間技を超えている。
 しづやの方も、マーメイドラインのゴシックロリィタテイストだ。スワロフスキーとリボン刺繍で仕上げられた花模様が、見ているだけで夢心地になる。

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