ジェンダー・ギャップ革命
第7章 愛慾という桎梏
「くっ……ぁ、んまりっ!触っちゃ……」
「五月蝿いなぁ。少しほぐさないと激イタだよ」
「んんっ……んゥッ……」
激痛は疎か、えみるはありあを何度も失神させている。だのに彼女はえみるを労る様子で、いやらしく指を動かして、恋人のように口づける。
「ひぃぅっ!ん!……ああァッ……ぁっあっアッ!!」
ありあが振るった暴虐は、かつて生業にしてきた技を以ってえみるを快楽に引き摺り込んでおきながら、満たすべき場所を満たさなかったことだ。えみるが十分に潤んだことを確認すると、彼女は前方に場所を移して、膣鏡をそこにねじ込んだ。
「ァアァ"っ!!」
僅かな恍惚が、えみるを弓なりにした。
膣鏡で押し開いた窪みにライトを当てて、ありあが次の器具に手を伸ばす。
看守時代は主に男を担当していたありあも、今やっと研修で学んだスキルを活かした。数分前まで初めての客をもてなすSM女王の顔を見せていたはずの彼女は、見事な手際でえみるの一部を採取して、瓶に移した。