ジェンダー・ギャップ革命
第4章 享楽と堕落の恋人達
「まぁお嬢様、はしたない!」
胸を半分出していても苦言しない家政婦も、さすがに英真が裸体で股を開いていれば、目を見開く。脱衣所で就寝支度を済ませてきた彼女は、鏡に責め苦の真似事を映していた同居人達に進み寄ってきた。
夢見がちな家政婦の目が、平凡な女のそれに変貌していた。それは、ともすれば得体の知れない何か淫らな生き物の舌にでもなって、英真の肌を舐め回している。
「佐々木さん、英真は私のなんだ。目で犯してるならやめて欲しいな」
「意地悪ですこと、しづやさん。ただでさえお美しいお嬢様の裸が目の前にあるばかりか、こうも性的なものを丸見えにして、腰をお振りなんですよ。ムラムラしない方がどうかしています」
くちゅくちゅ。くちゅ。…………
「んっ、はぁッ、はぁっ、ん……」
佐々木に受け答えする間も、しづやは英真へのくすぐりをやめない。
彼女の指から、佐々木も目を離さない。
「ぁッ……ァアああんッ!!」
ハーネスの金具がチャリチャリ鳴って、革ベルトが肌に食い込む。
英真は耐えられなくなった。
…──ここに挿れて。じゅくじゅくでいやらしい英真のおまんこに、指、咥えたいの。