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胡蝶の夢~私の最愛~⑪【夢路・ゆめじ】

第28章 出家

その翌朝、時橋の使っていた布団の下から
一通の書状が発見された。時橋は昨夜はいったんは床に入った。恐らくは眠ったふりをして夜中にこっそりと抜け出し、庭で生命を絶ったに相違なかった。
 手紙はその敷きっぱなしにしてあった敷布団の下に隠されていた。

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