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天空(そら)に咲く花~あのひとに届くまで~

第6章 撫子の君

 清冶郞はしばらく泣いていたが、やがて、泣き声が次第に小さくなり聞こえなくなった。
 覗いてみると、ぐっすりと眠り込んでいる。泣き疲れてしまったのだろう。頬には涙の跡が残っていた。

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