テキストサイズ

天空(そら)に咲く花~あのひとに届くまで~

第6章 撫子の君

~憂き世で添えぬ宿命なりせば、せめて冥土で夫婦(めおと)になりたしと、手に手を取ってゆくは冥府へ続く恋の道中~

―いずれ来世であいまみえようと仰るからには、主さんの真を見せて下さんし。主さんが先にこの刃で見事、果てて見せなんしたら、あちきはすぐにでも後を追いんす。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ