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「お前は一体、どうやって光王さまと知り合ったの？　大方、その綺麗な顔と淫らな身体で光王さまをまんまと籠絡したんでしょうね。お義母上は、お前が身をひさぐ妓生上がりではないかとおっしゃっているけれど、本当のところはどうなのかしら」
　香花は唇を噛みしめる。あまりといえば、あまりの科白に物も言えない。ただ悔し涙が溢れそうになっていた。
「お前は光王さまにはふさわしくない。さっさとこれ以上恥をかかない中に、この屋敷を出てゆくのが身のためよ」
　彩景は夢見るような瞳で、うっとりと呟いた。
「光王さまは和真さまにそっくりでいらっしゃるわ。流石にご兄弟ね。少し―そう、ほんの少しだけ光王さまの方がお身大きくていらっしゃるけれど、初めてお逢いしたときは、和真さまが生きて還っていらっしゃったのかと思った」