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【オカルト雑談番外編】みんなの百物語

『夏はやっぱり怪談でしょ!』

……と言うことで性懲りもなく立ち上げてしまいました★
丁度、100コメ書き込めると言うことで、百物語。

創作怪談、古典怪談、ネットで拾った怪談、人から聞いた怪談……怪異についてでしたら、なんでも結構です。
心霊現象に纏わる話でしたら、感動的なお話でもOK♪
但し、「人間が一番怖いよね~」的なお話は趣旨が違うのでご遠慮下さい。

アナタがご存知のとっておきの「怪談」「不思議な体験談」「怖い都市伝説」を投下して下さい。

【ご注意】
※お話は出来るだけ500文字以内にまとめて下さい。
※誹謗中傷のコメントはご遠慮ください。
※ジャンルは「雑談」ですが、雑談スレではありません。
※なるべくネタ被りはしないよう、前のコメントをご確認の上、書き込みをお願い致します。
※必要であれば雑談スレはご自由に立ちあげて下さい。

100話集まったら終了です。
さてさて、夏が終わるまでに100話集まるのでしょうか?
82
【6と9】

昔、インドの王様に、6歳になる息子と9歳になる息子がいた。しかし風習により、息子のどちらかを生贄に出す必要があった。生贄は、くじ引きによって選ばれる。王様は、どちらかというと9歳になる息子を大切にしたかったので、ある計画を思いついた。それは、「新しい文字を作る」ということ。その中で「6」という字と「9」という字が意味を持っていた。この2つの文字は、逆にすれば同じ形になる。生贄を選ぶくじで、もし「9」を引いてしまっても、逆さまにしてこれは6だと言い張り、9歳の息子を助けることができると王様は考えていた。そして、実際にそうして、6歳の息子を生贄として殺してしまった。しかし怖いのはここから。「6」という字は渦を省略した形でもある。それは、殺してしまった6歳の息子の魂を渦の中に封じ込めようとしたから。だから、6という字を逆の筆順で書くと生贄にされた息子の霊が蘇ってきて、逆順に数字を書いた者を祟り殺してしまうらしい。
83 【トンネルで……】

ある30代の男性が、真夜中、自宅に帰るのに山中の高速道路を走っていた。

トンネルに入ってすぐ、男性はすぐに急ブレーキを踏んだ。それは、高速道路のトンネルなのに、急に子供が飛び出してきたのだ。

ひいたかもしれないと、車が来ないのを確認して外に出るが、なにもいない。怖くなって、用心しながら車に乗り、家に帰った。

夜中3時、家に帰ると電気がついている。中に入ると、奥さんが真っ青な顔をしながら、電話をしていた。

子供が急に吐血して、痙攣を起こしたのだという。

救急車が来て、なんとか一命はとりとめたが、まるで、車の事故にあったような状態だったそうだ。

意識を取り戻した子供に、なにがあったか聞くと、夢の中で、もうすぐお父さんの車が来ると思って待っていたら、お父さんの車にはねられたのだと言う。


その瞬間、激痛が走り動けなくなったそうだ。



84 【ユニーク霊2】

これは聞いた話。

ある、20代の若い美人姉妹が、仕事とアルバイトで貯めたお金で、両親と旅行に行くことを計画し、実行したんだ。

両親は大変喜んで、24歳の姉はOLをして、少しずつ貯金して、20歳の妹はアルバイトで、動画も撮れるデジカメも買った。

思い出つくりに、旅館や観光地で写真を残し、動画も撮影し、旅行を堪能したんだ。

家に帰って、姉がパソコンで画像処理をして、一番いい写真をプリントして、残す作業をしてた時だ。

何度も、首筋や頬になにか触れる感触があった。なにか棒状の物が、当たる感じ。
なんだろうと思いながら、画像を眺めていたら、不可思議な写真が1枚あるのに気が付いた。

「やだ……なにこれ」

それは海をバックに妹が写したもの。両親の隣に笑って写る姉の横に、どう見ても下半身と思われる物体がモロに写っているのだ。
しかも男性の……。
もちろん、そんな人間は周りにはいなかった。

いたら大変だ。

そいつが、ついて来たのだろうか?
写真が写真なだけに、テレビや雑誌に送るわけにもいかず、お寺でお祓いしたようだ。
85 【井戸】

ガキの頃、祖父の家に行ったんだ。梨農家してて、結構、田舎でね。


畑の向こうに井戸があるんだ。昔はこの水を汲んで飲んでたってんだ。

夏でもキンキンに冷たく、よくカゴに野菜入れて冷やしてたそうだ。

木の蓋がしてあって、それを取って中を見ようとしたら、えらい怒られた。

お化けが出るから、アカン!!

とか、言われて。


聞いたら、その昔、祖父が子供の頃、釣瓶にスイカを乗せて、井戸の水で冷やしていたそうだ。

で、その日の夜中に目が覚めて、なんかお腹が空いて、井戸にスイカを冷やしてたことを思い出したそうだ。

外に出て、釣瓶を上げてスイカを取った時、ブヨッとして、手になにか、ボサボサしたものが、まとわりついてきた。

月がよく見える、明るい場所に持っていって見たら、それは人間の頭だった。
悲鳴を上げて、部屋に戻ってガタガタ震えていた。

翌日、頭を放り投げた場所を見たら、割れたスイカがあった。

お婆ちゃん(僕からしたらひいひい祖母さん)に聞いたら、ずっと昔、その井戸から人の頭蓋骨が見付かったそうだ。

それを聞いて、祖父は、しばらく川の水を飲んでたらしい。

86 【緑風荘】


岩手県二戸市に、あるものが見られる有名な旅館がある。

『緑風荘』っていうのだが、そこのある部屋で座敷わらしが出るということで、話題になった。

今では人気の有名人や大企業の社長さんらが、その昔に泊まり、座敷わらしを体感して、成功したそうだ。
パナソニックの松下幸之助も、その部屋に泊まったそうだ。

だが、2009年の10月。火災で全焼。

座敷わらしが怒ったのではないかと言われていたが、従業員も客も誰一人ケガもなく無事だった。

そこに、ある目撃談がある。火災が発生して、全員が逃げ出した後、消火作業が行われている最中に、建物から着物を着た子供が出てくるのを近所の方が目撃している。

また新たに始めた時、子供が勝手に入り込み、 探したが、どこにも見付からなかったという。

戻ってきたのかな?

一度、泊まってみたいものだが、予約は3年先まで埋まっているという。
87 【お客さんから聞いた話】

70代の男性の方なんですが、40年ほど前に、家を建てて、ずっと住んでるそうなんだ。

隣に月極めの駐車場があるのだが、ここ数年、毎年、お盆の前になると、深夜に大勢の人の声がする。

笑い声やら話し声やらが聞こえて気持ち悪かったと言う。

近所の方に聞いても、そんな声は聞いたことがないらしく、今年、話し声がしている時に、外に出て駐車場を見た。

誰もいない。

しかも、声も聞こえてこなかったそうだ。

だが、家に戻ると……

声がする。

この家と隣の駐車場は、その昔、お寺があったそうで、人が集まる憩いの場であったと、そんな話があるそうで……その声の正体は、なんなのか?


ハッキリとはしていないようです。
88 【べとべとさん】

日本の妖怪、もののけとして、鬼太郎でおなじみの、水木しげるさんの紹介でも、描かれている。

奈良県と静岡県に存在するらしく、夜中、特に山道で足音をたてて後ろからついてくるだけで、人には危害をくわえないそうだ。

その時「べとべとさん、お先にどうぞ」というと消えるそうだ。

ある田舎に住む女性が、残業と飲み会で帰るのが遅くなり、タクシーで帰った。途中、車が通れない道を20分かけて歩かなければいけなく、街灯の少ない道を歩いていた。すると後ろから、ペトッペトッと足音がする。
痴漢かと、振り向いたが誰もいない。

歩きはじめると、また音がする。

女性は、このべとべとさんの話を思い出し「べとべとさん、お先にどうぞ」と言った。

だが、音は止まずペトペトペトペト、速くなってくる。
怖くなった女性は道の端に避けた。


後ろから、血を流した裸足の女性が歩いて通りすぎたそうだ。



89 【自殺者の魂】

よく、自殺をしてはいけない、って言う。
でもそれは、命が大切だから、ではない。
命が大切で、失ってはいけないものなら、
生まれてこれない。
だって、命は、生まれたら必ず死ぬから。
いつかは必ず死ぬものだから、
死んではいけないのではない。

そうではない。自殺がいけないのだ。

自殺をしてはいけない本当の理由は、
自殺では、きちんと死ねないから。

自殺をすると、魂は永遠に自殺を繰り返し続ける。
体は死んでいてもう亡くなっているのに、
魂はあの世には行けず、この世にも戻れず、
永遠に自殺の瞬間を繰り返し続けることになるから。

飛び降り自殺をした人は、何度も何度も飛び降りを繰り返す。
首吊りをした人は、永遠に首を吊った状態で苦しみ続ける。

どんな死に方でも同じ。自殺の瞬間の状況が、永遠に続く。

寿命で死んだ人は、それが、病気、事故、あるいは他殺…どんな死に方でも魂はきちんとあの世へ行ける。
たまに未練があって残っちゃう霊もいるけど、
「死の瞬間」を繰り返し続けることはないし、お迎えは来る。納得すればあの世にいける。でも自殺者は永遠にあの世に行けない。




90 【ピーマンの肉詰め】

日曜日、俺は一日中家でゴロゴロしていた。
すると17時過ぎたあたりで兄が彼女を連れて帰って来た。「夕飯は二人でピーマンの肉詰めに初挑戦するから期待しとけ」と言われた。
1時間ほどして大皿2枚分の山盛りのピーマンの肉詰めが出来上がり3人で食べた。
かなり美味しかった。食べ終わって俺がトイレに行って戻ってきたら二人ともいなかった。

今日の朝、兄が帰ってきた。
兄の彼女も一緒で、昨日のピーマンの肉詰めご馳走様でしたと言ったら兄も兄の彼女も「?」って感じできょとんとしてて。「昨日作ってくれたピーマンの肉詰め美味しかったです。ありがとう」ってもう一度言ったら兄は「昨日?昨日はオレら昼から夜遅くまで大学の先輩の結婚式に行ってたからピーマンの肉詰めなんて知らん」、兄の彼女も「ピーマンの肉詰めは作ったことないなー」って言ったんだ。もう意味がわかんない。

今日は腹が痛くて高校を休んだ。
昨日食べたピーマンの肉詰めはなんだったの。
昨日の兄と兄の彼女はなんだったの。
俺は何を食べたの。
俺と一緒にいたあの二人はなんなの。
誰か俺の下痢を止めてくれ。
91
うろ覚えだけど、ネットでこんな話を見ました。

【亡くなったはずの祖父の話】

Aさんの祖父は、戦争で亡くなったそうです。

ところがAさんは、ある日、こんな夢を見ました。場所は、どうやら戦場。Aさんは上官として瀕死の部下を助けているんだそうです。そして、なんとか命を取りとめるところまでいったそうです。

そして目が覚めてみると、亡くなったはずの祖父が元気でいたんだとか。家族もそれについて、「おじいちゃんはずっと前から元気だよ、何言ってんの」と言って、Aさんを変な目で見たんだそうです。

夢の中でタイムスリップして、亡くなるはずだった祖父を救ったんでしょうか。

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