君と僕の音。

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[作品説明]

もう信じれない。女とゆー生き物には。

メイクしてりゃあ可愛い?
男にこびをうればモテる?
グループでしかやってけねぇ?
ヤってる奴の方が立場が上?
訳がわからねぇ。ほんとくだんねぇよ。

とか言ってる俺は今。女に振られた。

八つ当たり?そーだよ。今まで付き合った
女全部振られたことしかねぇ。
そんで理由すべてが冷めたとか。
尽くして尽くしてこれかよ。
まぁ俺も顔だけで選ばれたよーなもんで、
特別優しい!とかはねぇから女に尽くすだけ
尽くすがすべて振られる、冷めたなんて
よくわかんねぇよ、女ってもんは。

怒りと自分のあどけなさに
心の中で苛立つ俺は工藤音和。
男のくせして女みてぇな名前だ。とわなんて名前。
永遠と書いてとわならまだしも、音の和なんて。もっと男らしい名前でいたかった。

この日からもう女に尽くすのはやめようと思った、真剣に。そう願ったはずだった。


『とーわ!お前また振られたんだってな!
せっかくあの子は俺がおすすめだからすすめた子なのにもったいねぇな~』

こいつは幼馴染みの俊希(しゅんき)、女たらしの野郎だが根は優しい友達なので嫌いではない、

『ああ。冷めたんだってさ、お前もよく女と長々と絡めるな』

『お前がゆーほど女の子はそんな人ばっかりじゃねーよー!いつかお前も離したくなくなるよーな女の子出来るってー!そうだ!今日も合コンあるけど行く?今日はモデルの子がいるんだぜ!』

『いかねぇーよ』

『なんだよ~釣れねぇな!んじゃあ女の子と深く関わらなくていいからさ、ついてきてよ!ね?とわがいいんだよ~』

『…一時間だけな、俺は本当すぐ帰るから』

『短っ!まぁ来てくれるだけいいか~、んじゃあ放課後すぐカラオケな!』

この日の合コンが、俺を変えてくれる。
そんなことなど思いもしなかった。
それが君との出会いになるなんて、

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