たゆたう草舟

完結

[作品説明]

大きく重い舟は沈み、小さく軽い舟は乱世をゆらゆら渡る――

本領である上田の地を守るためなら、親兄弟の敵にも与し、そして頭を下げたその日に裏切る「表裏比興の者」真田昌幸。

誰も彼の心は読めず、また彼も誰かに心を打ち明ける事はなかった。多くの人間を謀り、敵ばかり作りながらも要領よく渡り歩く昌幸の傍らには、身よりのない少女・お葉がいた。

お葉は底の読めない昌幸を信じ、目まぐるしく変わる真田の情勢に振り回されず生きていく。そしてそれは、誰にも本心を見せない孤独な男・昌幸の小さな支えだった。



戦国武将・真田昌幸と、年の離れた少女お葉の恋物語です。二人にはガッツリ20歳年の差があるので、高校生相当の少女が成人と恋するのが苦手な方はバックをお願いします。ロリコン苦手な方もご注意を。ロリって言うほどの年齢ではないですが。

また、一応この昌幸は「真田幸村九度山ライフ」の昌幸と同一で昌幸の過去話、いわゆるスピンオフ、みたいな形になります。が、ヒロインの千恵はまったく出てきませんし、舞台は現代ではなく戦国時代なので、独立した作品と思って間違いないです。両方の作品を読まなければ困るような要素はありません。

また、昌幸には正室が普通にいる設定ですが、現代ではなく戦国時代なので普通の事だと判断し、ジャンルは恋愛の方に置いてます。が、一夫多妻制が苦手な方はご注意ください。

[タグ]

戦国時代】 【武士】 【年の差

[レビュー]

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