心はまるで水車のように

完結

[作品説明]

 母親との喧嘩。家を飛び出した17歳の中條美羽(ナカジョウ ミウ)。そこで19歳のペンキ職人の木崎瞬一(キザキ シュンイチ)と出会う。

 何も持たずに飛び出してきた美羽は瞬一にお金を借りる。

 都会の街。母親との思い出の場所、なんばへ行く。

 夜、ホストに絡まれた美羽を助ける36歳サラリーマンの岡本優祐(オカモト ユウスケ)。二人は、終電を逃す。始発まで美羽に付き合う優祐。

 それから、優祐の会社が近いようで美羽はよく会う。優祐の優しさに惹かれていく美羽。瞬一とは仲の良い男友達となる。瞬一は、美羽を心配するが、「大丈夫だよ」と楽天的な美羽。

 だが、ある雨の日。ペットショップで優祐に会い、妻と息子がいることを知ってしまう。

 そこから美羽は出会いカフェに行くようになる。高校も中退して、体を売るようになってしまい――。



執筆 2012.12.13

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