Season of two people

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[作品説明]

目覚まし時計「ピピッピピッ」
今日は4月9日の8時だった。
凍えそうなくらい寒い冬が過ぎて暖かい春がやってきた。
今日から東京都の代官山学園高校2年生になる俺、神崎和斗は登校初日から遅刻しそうだった。
最初は時計の故障かとも思ったが、今日は妹の美奈が起こしに来なかったから故障ではないと悟った。
和斗「美奈!起きろ!遅刻だぞ!」
美奈「え?嘘でしょ⁉︎」
美奈は今年1の焦りを見せた
俺は美奈をつれて机にあったパンを口に咥えて家を出た。
俺と美奈は一生懸命走った。だが、陸上部の美奈と
帰宅部の俺とでは体力の差は歴然だった。
俺は美奈を先に行かせ歩いて行く事にした。
学園に着いた時、学園の敷地内にある桜並木の下に
見知らぬ学園の制服を着た女の子が立っていた。
和斗「おい、学校に入らないのか?」
俺は彼女に尋ねた、しかし彼女は俺にこう返してきた
彼女「あなたは桜は好きですか?私はとってもすきです。でも桜はいつかは枯れてしまいます。木だけが残されて仲間の花びらはどんどん散っていってしまいます。それを思うと、とっても辛いです。」
和斗「桜なんて散るのが当たり前だろ?そんな事考えてたらきりがねーよ。授業が始まるから学校行こうぜ。」
俺は彼女にそう言って一緒に坂道を登った。
和斗「じゃあ俺はこっちだから。」
と言って化学実験室に行こうとした。
彼女「あの!私2年4組の宮野音羽です!」
和斗「俺は2年2組の神崎和斗だ。じゃあな宮野。」
俺はそう言って宮野と別れた。
教室に入るといつもと変わらない風景がそこにはあった。
秋山「おぉぉぉい!和斗!遅かったなぁぁぁ!」
こいつは秋山信長俺の幼馴染で何かと俺に突っかかってくる。バスケ部だったが部内の揉め後で退部になった。
今は俺と同じ帰宅部で俺は毎日秋山の寮へ遊びに行っている。
和斗「お前は毎朝うるさいんだよ!落ち着くって事を覚えたらどーだ?」
そう言うと秋山は落ち着き自分の席に戻って行った。
4時間目が終って休み時間に入ると
俺は購買に昼飯を買いに行く途中、中庭で1人座っている宮野を見つけた。
和斗「なんであいつ1人で?」
俺はそう思い、購買でパンを買い宮野の所へ向った

>次回へ続く

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