寛が婚活パーティで乙葉に会って

完結

[作品説明]

真中寛(36)は普通の会社員である。
東京の郊外から、電車で2時間かけて東京まで通勤している。遅刻や早退もほとんど欠勤なく、真面目に仕事をしている。真面目すぎて、つまらないと影口で言われているが、気にすることもなく、仕事を続けている。
婚活歴は5年になる、両親からは早く子供が欲しいということを聞かされてから、婚活パーティにはよく参加している。
会話下手ではあるが、積極的に参加しているため、
一度だけ、看護師さんとマッチングで成功したことがあった。それも年下の、黒木瞳に似ている美貌の女性だった。
それは3年前の話だ・・・・

名前は乙葉。
年齢は33歳であった。A型で、真面目な性格な女性だ。その女性は、仕事上の問題で、夜勤も多く、なかなか出会いの場がなく、長く恋人がいなかった。
学生の時から、女子校だったため、男性の見る目がなく
なかなか良い人に会えなかった。
父は、建築関係の仕事をしており、母は介護士らしいが、彼女は子供の時によく父親から暴力を受けていた。
初めは、母だったのだが、次第に
彼女になるようになった。
身体中には、アザがたくさんできていたが、常に肌を隠しており、友達には言わないようにしていた。
暇さえあれば、保健室に行って、相談を受けてもらったのでその影響から保健室の先生に憧れ、今の仕事で働くようになる。
愛情表現が乏しい彼女と真面目な寛の関係は初めは良いと思えたが、同棲しているうちに感情が爆発することがあったのだ。
そう、彼女は精神疾患なのである。
薬を飲んでいるため、急に幻想を話したり
暴力を振るうことは日常的だった。
浮気を疑う彼女は、常にこの傘は誰の?
浮気の女は誰?
と情緒が不安になると急に人が変わりだしたが
真面目な寛ではあるが次第にそんな彼女を受け止めてられなくなった。
夜のプレーは禁断プレーばかりだ。
「おい、雌豚。俺の言うことを聞け」
「お前を紐で結んで、目隠しをして、鞭で叩く」
真面目な彼には、どうしてこんなプレイをしなければならないのか葛藤があったが、彼女を見るたびにそのような感情が生まれる。
そう、憎くて、憎くて、しょうがないのである。
元々、真面目な彼からは、暴力がふりそうになっていたが、理性で抑える。そんな彼は、将来のことを考え、彼女と別れることにした。
今は結婚するのにも、慎重になっているらしい。


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